【事前準備】第一志望の面接までの計画、完全版はこれ

 まずは想像してみて下さい。

 あなたが第2~第3志望くらいの企業の面接に行くと、面接官に「当社が第一志望ですか?」と訊かれました。ここで「いいえ」と答える人はかなりレアだし、結果落ちることが多いので、あなたは笑顔で「はい」と定番の答えを返しました。ところが面接官はこう突っ込んできます。

「じゃあなぜ、業界トップの○○社でなく、当社なんですか?」と突っ込んできます。あなたはスラスラ答えられますか?

 これ、学生が困る質問の第1位なんですが、きっちり事前準備をしておけば質問に返せます。じゃあどう答えるか、というのはまた動画でお答えしますが……ここで私が言いたいのは「就活の成果は面接じゃなく事前準備で決まるんですよ」ということです。スポーツと同じで、試合のパフォーマンスで決まるように見え、勝つ人はかつ人なりの、負ける人はそれなりの事前準備をしているのです。

 じゃあ、就活の場合は何をすればいいんでしょう? スポーツはあれだけコーチがいて、ネットにも情報があるのに、なぜか就活はほぼないんですよね。そこで、短い解説付きで一挙に紹介します。なお、より詳しい解説も動画を作りますのでご安心を。

「とりあえずエントリー」
「ネタさがし&ネタづくり」
「場慣れ」

(この2つは第4回「就活、これをやらない人は負け組候補です」で説明してあります。詳細はそちらを)

「ネタさがし&ネタづくり」
自分の過去を振り返り、何を話せば自分の人柄が伝わるかをつかみ、その伝え方を考えます。難しいのは、人間って「自分がやっていることはフツーだ」と思いこんでいるから、いざ「あなたの人柄は?」「それを象徴するエピソードは?」と聞かれても、「え……」となってしまうことです。だから意識的に「俺は/私はここがすごい」と、ちょっと「うぬぼれ気味」でのぞんでください。誰が聞いても面白い自分語りネタが20~30もあれば、あなたの就活は大成功するでしょう。

「業界、企業を知る」
例えば銀行と広告業界では求められる資質が全く異なります。「何か美しいものが見たいなぁ」と銀行に行く人はいなくて、人が銀行員に求めるのはやっぱり「大切なお金を守って、何なら増やします」的なサービスです。どの業界がどんな「場」か知らなければ就活はできません。何か美しいものを作り、デザインできるなら、銀行より広告やアパレルに行くべきです。また就活は、君たちの若さと、今までの努力で「会社員」というポジションを買うもの。下手をすれば家より高い買い物です。だから「業界の中でもこの企業はこういう特徴があって業績も上向き、この企業は……」みたいなことも知っておきましょう。

「エントリーシート対策」
例えば「資格の欄に書くことがない」という方、もしあなたがバレー部で、誰よりも早く来てネットを張っていたなら「バレーのネット張り検定1級」なんて書いてみてはいかが? 面接官にかなりの確率で突っ込んでもらえますよ。そしたら「実際は資格じゃありませんが、私は~」と何か自分のアピールをするわけです。相手の質問に答えようと必死になるより、自分の得意のネタをブッコむほうがいい結果が出やすいですよ。誰が聞いても面白い自分語りネタが20~30もあ(以下略)。

「面接対策」
考えてみれば大したことがない話を物凄い挑戦だったように語る人もいれば、凄い話をショボく話す人もいます。話の内容も重要ですが、相手を惹きつける話し方や笑顔も重要なんです。あと、突然振られる難問への対策や、グループ面接、グループディスカッションへの対策もここに入ります。

「身だしなみチェック」
あれはなぜだろう? 就活生の中には、見るからにダメそうな人もいるんです。寝癖があったりしたら、私なら「面接にこの格好で来るようじゃ、お客さんの前にも平気でこれで行くんだろうな」と思ってしまいます。見た目と実力って比例するものですよ。ぶっちゃけ顔とかスタイルより、醸し出される謎の清潔感の方が大事。動画では詳しく、この謎の清潔感を分析していきます。

「筆記試験対策」
就職活動で課されることが多い「SPI」「GAB」等の筆記試験は、初見だとやたら難しいけど、解き方がわかればスラスラ解けます。筆記試験こそ準備が成否のわかれ目、というわけです。問題集を買って1度やっておけば問題ありません。やっかいなのが一般常識。「どこそこの首都は? 通貨は?」とかそんな問題が出されるため、範囲が広く勉強の仕方がありません。ニュースを読んで知識を得ておく必要があります。

 順番はありません。すべてが繋がっています。例えば上の「ネタさがし&ネタづくり」をしなければ「エントリーシート対策」はできませんし、「面接対策」で友人や先輩と模擬面接をするうちに面白いことを思いつけば、それは「ネタさがし&ネタづくり」になります。

 なので、「俺は/私はまず形から入るから」というあなたは「身だしなみチェック」を最初にやってもいいですよ。

 ポイントはこれを、第一志望の面接の時までに完璧にしておくことです_むしろ第一志望の面接には、内定をいくつかとった状態で臨むくらい完璧に整った状態で臨んでほしいですね。理由は第4回で話した通りです。「第一志望、第二志望の企業で受けた面接がいい練習になって、それほど重視してなかった企業から内定をもらいました」などという悲しい事態を避けるためです。

 人生初の面接は絶対に「落ちてもいい企業」で迎えましょう。エントリーして、面接の前日に企業のことを調べ、自分のエントリーシートを眺めまわしてどんな質問がくるか考え、Googlemapを眺めながら面接に行って、見知らぬオトナと何かしゃべってくる……というルーチンを何回か繰り返すだけで、緊張感がぐっとやわらぎ有利になりますよ。

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