将来独立したいあなた「おすすめはこの業界」!


実は「独立」って儲かる? やっぱり社長になりたい? そんなことに興味がある就活生のために「どの業界に入るべきか」「下請けに行くべきか、大手に行くべきか」をまとめました。
儲かるかどうか! は最後にお話しすることとして、最初に大切なことを言いますね。独立できるかどうかは「業界選び」にかかっています。
例えば電力や鉄道などのインフラ企業に入ったとしましょう。様々なスキルを身に着けても、発電所や路線などがあってのビジネスなので、なかなか独立はしにくい。
一方、元商社マンは工場も線路も必要ないから独立しやすい。例えば私の知り合いは、国内でいいものを売っていて「これをヨーロッパでも売りたい」と考える企業に営業して、様々な商材を海外で売るコンサルをしています。
要するに、インフラや工場は持っていない企業に就職してスキルを身に着ける、これが独立の王道なんですね。
じゃあ、何業界に入ったらいいの?
ズバリ、私はこの8つの業界を勧めます。就職した後のこともイメージできるように、就職先で何を学べばいいかも列挙しますよ。
- IT・SaaS業界
【お勧めする理由】
現代の起業家養成所。小資本・高利益率のビジネスモデルを体感できます!
SaaS(Software as a Service)とは、月額課金などでソフトウェアを提供するビジネスモデルです。この業界は市場が爆発的に成長しており、無形商材を扱っているので、小資本でもアイデアと実行力で勝負できます。
【就職先でゲットしておくこと】
無形商材の営業力: 顧客が抱える課題をヒアリングし、「自社プロダクトでどう解決できるか」を提案する営業力です。独立後、自分のサービスを売る際に最強の武器となります。
市場ニーズの把握: IT・SaaS業界は、顧客のフィードバックを開発に活かして市場が求めている製品に近づけ、またお客さんの声を聴いて商品力を高める、ということの連続です。この「売れるプロダクトとは何か」「市場は何を求めているか」を学び、自社製品を強くしていく方法を学べば独立後も無敵になれます。
サブスクリプションビジネスの仕組み: サブすくビジネスでは、LTV(顧客生涯価値=そのお客さんが一生でいくら使ってくれるかを示す数字)や、チャーンレート(解約率)などを割り出し、改良を加えていきます。こういった経営指標を実務で学ぶのは独立前に絶対必要なことです。
【独立後のキャリアは?】
特定の業界に特化したSaaSを自ら企画・開発して起業する道が王道です。また、SaaS企業の営業代行フリーランスや、カスタマーサクセス(顧客の成功支援)の専門コンサルタントとして独立する道も開けています。
【注意点】
技術革新のスピードが非常に速いため、常に最新のトレンドを学び続ける姿勢が不可欠です。
- コンサルティング業界
【なぜ勧めるか】
経営層の視点と、どこでも通用する「経営に関する思考力」が最短で手に入ります。
企業の経営課題に対し、解決策を提示するのがコンサルタントの仕事です。新卒からいきなり大企業の経営層と対峙する環境に身を置くことで、思考力とスキルが短期間で飛躍的に向上します。
【就職先でゲットしておくこと】
課題解決能力: ロジカルシンキングって聞いたことありませんか? 経営コンサルなら、まず情報を収集し、分析して、仮説を構築構築して検証する、といったプロセスです。これ、言うは簡単ですが、実行するためには経験が必要なんです。これを実地で体験できるのは大きい。
プレゼン能力: キーマンに「一目で理解させ、納得させる」ってビジネスでめちゃくちゃ重要なんです。コンサルで学べるのはまさにそこ。論理的で誰でも理解できる資料を作成するスキル、それを人に伝えるスキルが身につきます。例えば亡くなったスティーブ・ジョブズさんが新しいiPhoneをプレゼンする姿、かっこよくなかったですか? こういった技術が学べるわけです。
強力な人脈: プロジェクトで関わった企業の経営層や、優秀な同僚・先輩との人脈は、独立後の最初期の顧客やビジネスパートナーになる可能性を秘めた、何物にも代えがたい資産です。
【独立後のキャリア】
フリーランスの戦略コンサルタントとして高単価で活動する、特定の業界(例:DX支援、人事改革)に特化したブティックファームを設立する、といった道があります。
ブティックファームって?
特定の分野に強い専門家集団、くらいの意味です。大きなコンサルティングファームが様々な分野の問題を解決できるからデパートに例えられます。その逆で、この分野にだけ強い、というコンサルはブティックに例えられるんですね。
【注意点】
激務は覚悟の上。Up or Out(昇進か退職か)の文化が根強いファームも多く、成果が出せないと居場所がなくなる厳しさがあります。
- 広告・PR業界
【お勧めする理由】
まさに自分の頭脳が資本の商売。「売る」「広める」ための多彩なスキルを身につければいつでも独立可能。
クライアントがいれば、自分でメディアをつくってもいいし、クリエイティブを専門にしてもいい。これも夢のある業界です。
【就職先でゲットしておくこと】
企画力: ズバリ、これがなければ話になりません。世の中のトレンドを読み、どうすればクライアントの商品が話題になるか、どうすればクライアント企業がイメージアップするか考える力と、それを実現する力を鍛えておいてください。自然と身に付きます。
フリーで食える専門スキル: クライアントへの営業、メディアとの関係構築、SNS運用、コピーライティング、イベント企画など、どれか一つを極めるだけでもフリーランスとして独立可能。特にこの業界は、独立可能なスキルが多いのが特徴です。
プロジェクト推進力: これは簡単に言えば「人脈」です。描いたプランを実現するために、どのメディアに頼めばいいか、クリエイターは誰にするか、といったことを考えるわけですが、頼める人が多ければ多いほど、受けられる仕事の幅が広がります。
ディレクション能力:簡単に言えば、人を使う能力です。ライターさんにどんな文章を書いてもらい、カメラマンさんにどんな写真を撮ってもらうのか、専門家も正しい指示がなければ動けません。クリエイターの才能を引き出せるような人ってたまにいますので、それを目指してください。
【独立後のキャリア】フリーのPRコンサルタントやWebマーケターとして複数社と契約する、あるいはライターやクリエイターとして「個の職能」で独立するなど、キャリアの選択肢が豊富です。
【注意点】
華やかなイメージとは裏腹に、泥臭い調整業務や深夜までの作業も多い業界です。
- 飲食・小売業界
【お勧めする理由】
「自分の店を持つ」という最も実直な道に進めます。
ただし飲食でも小売りでも、実は下積みが必須。机上の空論ではない、現場のノウハウは独立後に必ず活きるので、これをしっかり学んでおいてください。
【就職先でゲットしておくこと】
店舗運営のノウハウ:ズバリこれしかないでしょう。仕入れ、在庫管理、原価計算、FLコスト(人件費・材料費)管理、衛生管理、売上管理など、店舗経営の全てを実務で学べます。ECショップを開く場合も同じで、倉庫の管理、発送の管理などを学んでおいてください。
対面スキル: お客様の反応をダイレクトに感じながら接客スキルを磨き、リピーターを獲得する術を体得できます。ECショップの場合は、どうやったら売れる商品を仕入れられるのか、どうやったらその商品の存在を欲しい人に伝えられるのか、そんなマーケティングスキルを身に着けておいてください。
人材マネジメント: アルバイトやパートの採用、教育、シフト管理など、独立後に必須となる「人を動かす力」が身につきます。
【独立後のキャリア】
自分のコンセプトを詰め込んだ個人店(カフェ、レストラン、セレクトショップなど)を開業するのが王道です。
【注意点】
下積み期間は、体力勝負の長時間労働や薄給であることも覚悟する必要があります。また、実店舗を構える場合は、独立時の初期投資(店舗取得費など)が大きいので、それを貯める必要もあります。
実はさらにお勧めの業界が4つあるんですが、これを語っていると長くなるので、この辺りで「独立は儲かるのか」について語りたいと思います。
ズバリ、儲かります。
サラリーマンと起業家の違いは、労働がイコールお金になるかどうか、なんですね。
サラリーマンは1か月働いてお給料がゼロ、ということはありません。
でも起業家は、商品を仕入れて、店を構えて、それが売れなければ、仕入れ代も店舗の家賃もマイナスです。最悪ですよね。
でも世の中、実はその「リスク代」も価格に入っている場合が多いんです。
儲かる時は、同世代の人の5倍くらい儲かります。とすると、4回外しても食っていけるんですよ。例えばあるお店がうまく回って、年間1500万円利益が出てるとします。これ「キャッシュカウ」と言います。成長してずっとお乳を出してくれる牛、といった意味です。このキャッシュカウが稼いでくれていれば、その間は失敗できます。仮に1つの事業に300万円投資をして、全部外しても年収300万円になるわけです。
そんなにうまくいくの? と思いますよね。
コツさえつかめばうまくいきます。リスク代を入れられる商売をすることです。
仮にラーメン屋を開いて普通に年に300万円くらい利益が出る計画を立てたとしましょう。これ、次の勝負はできません。近くにおいしいお店ができて、つぶしちゃったら何も残りません。でも年に600万円利益が出るなら、次の勝負ができます。
失敗代や勝負代が入ってないといけないんですよ。そして、世の中の価格は、それを許容してくれますよ。
ECショップも、SaaSのソフトも、だいたい「こんなもんかな?」という価格があるじゃないですか。
その中に実は、仕入れたけど売れないものの代金や、せっかくソフトを開発してもうれなかったものの代金も入ってるんですよ。でも消費者は「こんなものかな?」と思ってくれます。ほとんどの業界で。
それがなければ、もっともっと潰れてますよ。
儲かる時はガツンと儲かる、でも失敗したらサラリーマンと違って1円にもならない、どころかマイナスになる、それが「独立」です。
だから逆に言えば
・儲かる商売をやる
・しっかり当てる
・儲けてもリスクには備えておく
これができれば、結構成功できます。
ちなみに儲けても失敗する例はいっぱいありますよ。例えばちょっと儲けて年収が2000~3000くらいになって、派手な車を買うと1アウト。夜のお店の派手な女の子にマンションを買ってあげると2アウト、本業に陰りが見えるともう3アウト、という具合です。そういう起業家、実はいっぱいいます。
もう一度言います。
・儲かる商売をやる
・しっかり当てる
これができればあなたはお金持ちになれます。でも調子に乗ると奈落の底、それが独立です。
実は儲かる理由はもう一つあるんですが、それは次回。
