とにかく残業のない企業で働きたい!ならこのツールで検索。罠もあるから気を付けて!
いきなりですが、答えはこれ。
「社員クチコミサイト」を徹底的に活用する
です。これが最も重要な情報源です。 企業が公表する「表向き」の数字ではなく、実際に働いている(いた)社員の「生の声」がわかります。
見るべきサイトは
OpenWork (オープンワーク)
転職会議
チェックする項目はこれ。
「残業時間」: サイト独自の集計による「月間平均残業時間」の数値。
「ワーク・ライフ・バランス」: 部署ごとの残業実態や、有給休暇の取りやすさについての具体的なクチコミ。
使い方はこれ。
例えばオープンワークなら、興味がある業界名で検索しましょう。仮に「税理士法人」とします。
次に「詳細」画面を開き、表示を「ランキング順」にします。
残業時間が少ない順に並べ替えることはできませんが、社員の満足度順に並べ替えることはできますので、上から順に「残業時間」をチェックしていきましょう。
注意点は「情報が古い場合がある」ということです。
例えば、社長が変わって会社が劇的に変わった、といったことがあっても、それが転職情報サイトに反映されるまでには時間がかかります。
次に、やめた人が書いているクチコミって、基本は辛辣です。当然、やめているわけですから。
個人的には食べログやGoogleMAPの使い方と同じだと思ってます。★1と★5は個人の主観バリバリなのでふーんと聞き流して、★2~4あたりの意見を参考にしてます。人間と同じで全否定も全肯定も極端だからです。
次に、参考にしちゃいけない「罠情報」もあります。
会社四季報は役に立ちます。ステマでなく「就活四季報」は買った方がいいです。でもそこに掲載されている「月平均所定外労働時間」は参考にしちゃいけません。
これ、会社の公表なんです。
要するにどうとでもいえます。
例えばある会社では、夏の海の日のあたりにある3連休の、まん中の日に、朝早く行かなきゃいけない。ボランティアで、地元の花火大会のあとの清掃をやるんだそうです。なぜか慣習で入社5年目くらいまでの社員が行くことになってて、断ると思いっきりカドが立つ。こういう類は当然、残業時間にも休日出勤にも入ってません。
会社四季報は企業の公表なので「今後こういう事業に注力します」といった情報は役立つんですが、残業時間は参考にできません。四季報を見て「いいかも」と思ったら、オープンワークか転職会議でも見てみるクセをつけてください。
これがあったらダメ確定演出!というものもあります。
「みなし残業」です。
例えば「月給25万円(月20時間分の固定残業代3万5千円を含む)」なんてのがそれです。
基本は、社員さんのだらだら残業を防いでますよ、という制度です。残業代を出すと「今月はカネがいるからゆっくり仕事して残業代で稼ごう」なんて人が出てくるかもしれません。なら毎月20時間分の残業代は払うから、その中で頑張ってね、という制度です。
企業側も、経営計画を立てやすくなります。
でもこういう会社に限って、残業が常態化しているわけですよ。私は友人や教え子が「うちの会社、みなし残業より実際の残業時間のほうが少ないからオトクなんですよ」なんて喜んでいる姿はまるっきり一度も見たことはありません。
最後に、私からお詫びがあります。
本当にすみません。この社会、基本、残業はあるんです。
説教臭いこと言うわけじゃないんです。意外かもしれないけど、「残業がまったくない会社」って、ダメな会社である可能性が高いんです。
1つめの理由は「コスト」です。
ほとんどの企業に「忙しい時期」と「暇な時期」があります。人事ならやはり採用や移動の時期は忙しそうだし、夏休みは暇そうですよね。
そんな中、人間はどちらに合わせて採用するか。「一番忙しい時期(繁忙期)」に合わせて人を雇うと、暇な時期(閑散期)に人手が余ってしまい、人件費の無駄(赤字)になります。
だから実は、多くの会社が「少し足りないくらい」の人数で運営されていて、足りない部分はみんなが「残業」してカバーする、という形をとっています。
2つ目は、成長できない仕事の可能性もありますよ。
例えば君が飲食店でアルバイトしていていて、ある日、厨房の機械が壊れたとしましょう。バイトなら「じゃあ、仕事ないんで帰りますね」でいいけど、店長が「俺も帰るわ」じゃまずい。いや直すのは店長っすよね!みたいな。
残業ゼロっていうのは、責任がある立場じゃない、と言えるんです。
・システムが急にダウンした(IT系)
・お客様から緊急のクレームや要望が入った(営業・サービス系)
・機械が故障した(製造系)
・納品する商品にミスが見つかった(物流・品質管理系)
それでも「私のせいじゃないし、私がいてもどうにもならないんで帰りますね」と言える方は、責任がないからです。そして、会社の全員が責任を取らなかったら社会はまわりません。
なので、本当にごめんなさい。ある程度の残業というのはほとんどの会社で存在します。ただ、例えば「金曜日はこういうレッスンに行くんで何時に帰らせてください」とか「夏はこういう大会に出るんで有給とりますよ」ということを伝えておけば、やりたいことと両立できます。
この「言っておく」ってことが大事で、そういうことを無視する企業はまずいです。転職しちゃいましょう。
