将来独立したいあなた、「おすすめはこの業界」!その2

今回は、将来独立を考えている人がどの業界に入るといいか、という話の続きです。工場やインフラ必要な事業は独立が難しい、じゃあほかの独立しやすい業種は? ということで8つの業種を挙げています。

今回はその後半4つと、最後に「なぜ独立すると儲かるか」のからくりの説明です。

5.6. 不動産業界、金融業界(特に保険・FP系)

【お勧めする理由】
伸びるかどうかは個人の営業力次第。商材と顧客のマッチング力で太客をつかめ。

この2業界は、伸びる人の特徴が似ているので1つにまとめました。非常に独立しやすい業界で、かつ元手も必要ないんです。

なぜ独立しやすいかお話しさせてください。誰でも保険に入る時や家を買う時や相続の時には不安があるもの。何千万円というお金を扱う上に、法律上の知識がないと、時には何百万円単位で損するんです。そこで、お客さんの味方になって様々な知識を提供する人がいます。これが不動産業者や金融業者、特にフィナンシャルプランナー(FP)の仕事だったりします。

【就職先でゲットしておくこと】
資格:不動産業界なら宅建、保険や金融ならFPの資格は必須です。就職先にいるうちに取得しておきましょう。

友達:実は圧倒的に多くの人が「業者の言うことは聞きたくない。でも信頼できる友人のいうことは聞く」と言います。例えば私の友人に自動車屋兼保険屋をやっている人がいて、彼は私が欲しい車を利益なしで売ってくれるんですね。そりゃ、彼から保険入りますよ。元々友人として付き合いが広くて「あ、俺車屋だから利益なしで売りますよ」という感じで「ええー!そんなの頼めるの?」となって、最後に保険で利益が出る、という仕組みで、もう圧倒的に賢い。金融の時も同じです。私の友人にものすごく親切な不動産屋さんがいて、彼を通すと普通は手数料が3%のところ、2%で買える。もう私は彼なしでは売買ができないんですが、実はその彼も、もとは飲み会で仲良くなった友人なんですね。この業界では、元々友人が多い人が知識をもって親切にして、自分の商品を売る、というパターンが多いので、働いているうちに人生設計にまで入り込めるような友人をたくさんゲットしておいてください。

法律や金融の知識: これは言うまでもないことです。例えば、ある日、親御さんがなくなって、何千万円かの資産が手に入ったとしましょう。これを有効活用するには? と聞かれ、最適な答えを返せるのがFPの仕事。保険、証券、税金、年金、相続など、「お金」に関する包括的な知識を身につけておいてください。

【独立後のキャリア】
一般的には、宅建の資格を活かして小規模な仲介業者として独立するとか、ファイナンシャルプランナー(FP)として独立開業し、個人や家庭の資産相談に乗る、といったことになりますが、私はもっと伸ばせるやり方があると思います。
不動産も保険も相続も扱える、デパート型の人が伸びます。これは絶対です。
仮に世田谷にお住いの親が亡くなって、家を相続するとします。この家を売るのか、貸すのか、はたまた取り壊して土地を売るのか、これは不動産業の分野です。また、家を売ったお金を証券に変えるのか、マンション投資をするのか、資産性のある保険商品に変えるのか、といったことはFPの領域。
片一方だけじゃ不十分なんです。皆さんも「土地を売るまでは頑張りますが売れた後のお金のことは知りません」という人より、「土地を売ったお金を保険と再建に分散投資しておけば物価高にもついていけるから安心ですよ」とか、両方を知っている人に話を聞きたいですよね? 宅建とFP両方をとって、保険と税金の知識も持ってる、くらいになればかなり伸びる、といったイメージです。

【注意点】
営業ノルマがきつい会社も多く、顧客のためではなく会社のために売らなければならないジレンマに陥ることも。ブラックな営業体質の会社に当たると消耗するリスクがあります。

7.8. WEBデザイン・建築デザイン・インテリア業界

【お勧めする理由】
あなたの「センス」がそのまま商品になる。顧客の“夢”を形にできれば、現代の職人として稼げること間違いなし。

Webデザインも、建築デザインも、インテリアも、これらはすべて「デザイン」という専門スキルで顧客の課題を解決する仕事です。伸びる人の特徴が似ているので1つにまとめました。

なぜ独立しやすいか。

顧客には「こんなWebサイトが欲しい」「こんな空間に住みたい」という、ふわっとした夢やイメージはあります。でも、それを具体的な形にする「スキル」がありません。そこにあなたの価値が生まれます。 WebデザインならPC一台とあなたの「腕」さえあれば仕事ができますし、建築・インテリアなら「建築士」などの資格とあなたの「センス」が信用になります。どちらも「個の力」で勝負できる独立しやすい業種です。

【就職先でゲットしておくこと】
ポートフォリオ(実績): ズバリこれ。これがあなたの「名刺」です。在職中に「これは自分がデザインした」と胸を張って言える作品(Webサイト、設計した空間、デザインしたロゴなど)を、必ず作ってください。センスがあるかどうかは、言葉より実績が全てを語ります。

翻訳・提案スキル: 顧客の「なんとなくお洒落に」「シンプルでかっこよく」という曖昧な要望を、「じゃあフォントはこれで、色味はこれで、レイアウトはこうですね」「この素材を使って、こういう動線にしましょう」と具体的な形に落とし込む「翻訳力」です。そして、予算内で顧客の想像を超えるものを提案するスキルを磨いてください。

現場のネットワーク(職人さんとの人脈): これは不動産・金融業界の「友達」とは少し違います。こっちは「阿吽の呼吸で仕事ができるプロの仲間」です。Web業界なら、あなたのデザインを完璧に実装してくれるエンジニア。建築業界なら、あなたの図面を正確に形にしてくれる優秀な大工さんや左官屋さん。独立後、あなたの仕事の品質は、こういう「仲間」で決まります。

専門知識・資格: 建築業界なら「建築士」、インテリアなら「インテリアコーディネーター」は独立するなら必須です。Web業界は必須資格こそありませんが、UI/UX(Webサイトやアプリの使いやすさ)のデザイン理論や、最新の技術トレンドは常に学び続けてください。

【独立後のキャリア】
一般的には、フリーのWebデザイナーとしてPC一台で活動する、建築士として設計事務所を構える、といった道になります。

しかし実はこれも、もっと伸ばせるやり方があります。不動産・金融の「デパート型」に対し、こっちは「トータルプロデュース型」です。

これは絶対伸びます。仮にある人が「ECショップを開きたい」とします。Webデザイナーは「じゃあお洒落なWebサイトを作りましょう」と言いますが、同時に「WEBマーケティングもできないと不十分ですよね。お客さんが欲しいのは単なるWEBページじゃなくて「繁盛するECショップ」なんですから。

建築やインテリアの分野も同じで素敵な内装、素敵なインテリア、両方をまとめあげ「統一された世界観」をつくれないとお客さんの望みはかなえられません。

その両方がプロレベルになって、トータルプロデュースができるようになれば、自然とポートフォリオも充実し、お客さんが集まってくるはずです。逆に言えば、片一方だけじゃ苦しいですよ。

【注意点】
顧客の「好み(センス)」に徹底的に寄り添う仕事です。あなたが「最高傑作だ」と思ったデザインが、顧客の「なんか違う」の一言で全てやり直しになることも日常茶飯事。メンタルが試されます。
また、Webも建築も、流行り廃れのスピードが非常に速い。「一生モノのスキル」を手に入れても、「一生学び続ける姿勢」がないと、あっという間に時代遅れのデザイナーになってしまいます。

では最後に、独立するとお金が儲かる理由、その2を述べます。

毎日の仕事がとてつもなく面白くかつ効率的になりますよ。

仮にWEBデザイナーになった人がいるとします。嫌々なるものですか? いえ、その仕事が好きでなっているはずですよね。WEBデザインのほか、例えばECショップの開き方も勉強しようとか、実店舗のデザインもやってみたいとか、どんどん勉強していくはずです。

勉強というと面倒くさいもの、というイメージがあると思いますが、それは例えば筋トレが好きな人がどのプロテインがいいか研究したり、キャンプが好きな人が道具にこだわったりするのと同じ感覚で、これ、面白いんです。こうなると、面白がっているうちにお客さんに褒められ、より面白くなって研究し、もっと稼げて褒められるようになる、という好循環に入れます。

サラリーマンは、仮に営業が向いていても、突然広報に回されたり、といったことがあり得ますが、独立している人はそんな心配はありません。何かを面白がって極めていく、そんな人生を歩める、という人は、独立に向いている可能性大です。

あとはテンションが違いますよ。

「毎日8時間しか働きません、残業もしたくありません」という人がつくるものと「仕事がなくなったら食っていけません。でも稼げば全部自分のもの。その気になったら1日20時間働きます!」という人がつくるものは、おのずから違います。ブラック労働を白と言っているわけじゃなくて、独立起業すると、自然とそんなテンションになっちゃうんです。

あとは効率も違います。

例えば自宅で起業すれば通勤時間0分、毎日往復で1時間半使う人がいたとして、1週間の平日5日で7時間半、すなわち1日分多く働けるイメージです。経理も登記も決算も知識を身に着ければ自分でできます。自分の頑張りで、経費が掛かりにくい、筋肉質の会社にできるんです。

やってみたい!という方、僕は応援しますよ。仮に失敗しても、今、世の中は人手不足です。失敗したらその時は、また勤め人に戻ればいいんですよ。

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